4連覇を目指す藤井聡太棋王(竜王・名人・王位・棋聖・王将=23)が増田康宏八段(28)にかど番に追い込まれた、将棋の第51期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第4局が15日午前9時から栃木県日光市「日光きぬ川スパホテル三日月」で始まった。先手後手は事前に決まっており、先手は増田、後手は藤井。増田から遅れること約1分、午前8時49分に藤井が入室した。手提げ袋から扇子、デジタル時計、ハンカチ、汗ふきシートを取り出して所定の場所に置いた。
対局が始まり、増田が飛車先の歩を突く。藤井はいつものようにお茶を口に含む「初手お茶」の後、やはり飛車先の歩を突いた。棋王戦で初めて2年連続挑戦者となった増田に対し、第3局(3月1日、新潟市「新潟グランドホテル」)で終盤の寄せでミスが響いて1勝2敗と、もう負けられない状態で第4局を迎える。
かけ持ちして永瀬拓矢九段(33)の挑戦を受けている王将戦7番勝負は先週8、9日の第5局(栃木県大田原市「ホテル花月」)で逆転勝ち。こちらもかど番をしのいで2勝3敗と、1つ返した。ただ、依然として「連続失冠」の可能性を含んでいる。
栃木県でのタイトル戦は現在6戦6勝。しかも、この対局場では23年に渡辺明九段から棋王を奪取し、24年には伊藤匠叡王・王座の挑戦を退け、棋王初防衛を果たしている。相性のいい場所で今回は勝って2勝2敗に追いつき、最終第5局(29日、鳥取市「有隣荘」)へと望みをつなぎたい。
持ち時間は各4時間。正午からは1時間の昼食休憩があるほか、午前10時と午後3時におやつが出される。決着は15日夜の見込み。

