中道改革連合の小川淳也代表は29日の定例会見で、27日に行った講演で、立憲民主党の中道への合流に向けた姿勢を「腰が引けている」などと発言したことについて「極めて控えるべき表現だった。痛切に猛烈に反省し、深くおわびを申し上げたい」と謝罪した。
当日のうちに、立民の水岡俊一代表に謝罪の電話を入れたと明かし、「この発言が、今後の3党の連携や協力に支障を及ぼさないよう意を尽くしたい。(自身の発言に対する)感想や反発があることは全身全霊で受け止め、今後も慎重な発言と、誠意ある態度で各党と向きあっていきたい」と訴えた。
今年2月の衆院選直前に立憲民主党と公明党の衆院側が合流する形で結成され、選挙で惨敗した中道に対して、立民内では合流に慎重な声が強いとされる。
小川氏の「腰が引けている」発言は27日、都内で政治評論家との対談形式で行われた講演で飛び出した。その際の発言をめぐり、「党名変更や代表交代の可能性を問われてあり得るとか、新党結成になれば遅かれ早かれ代表選考をしないといけないと発言されている。3党合流に関して、中道とは異なる党を結成することも視野に入れているのか」と会見で記者に問われた小川氏は「少し私自身、『オフ感』が出たというか、表現が必ずしも適切ではなかったことを含め、反省をしているところです」と口にし、「3党は、どういう形であれ連携を深め力を合わせていくという大きな方向感を模索しています。その形式については、あくまでの『頭の体操』レベルですが、既存政党に合流することがあれば、新党結成もあるだろうということを申し上げた」「当然、新たな形態の政党になれば新執行部の体制を含め、再構築されるということは自然なことであると、あくまで頭の整理ということで、いろいろな選択肢の可能性を整理したということ」と、「頭の体操」だったと繰り返し釈明。「あえて新党をを考えている理由」を問われると、「3党が力を合わせたなれの果てが仮に一つの政党とすれば既存政党への合流もあるし、新たに新党を結成することもあり得る、という、あくまで可能性を整理しただけ」と述べるにとどめた。
その上で、立民への「腰が引けている」発言について「『オフ感』の中で、とおっしゃったが、立憲の中には戸惑いや3党合流に影響を与えるのではないかという声もある」と指摘を受けると「言葉選びとして、極めて不適切だったと反省し、猛省している」とし、水岡氏のほか、田名部匡代幹事長ら幹部には直接わびたと訴えた。
その上で「(合流に)慎重なニュアンスが伝わってきている、ということは、一定、メディアのみなさんも含めて衆目が一致すると思うが、慎重であるという受け止めですというのは、状況の説明なんですね、しかし『腰が引けている』という表現は、そこにプラスマイナス、ポジティブ、ネガティブの価値判断が入っている」と自身の発言を解説。「それは現・中道改革連合の代表として、極めて控えるべき表現だった。価値判断を含むような言い方はすべきではなかった」と、反省の言葉を繰り返した。
小川氏は、記者会見で自身の発言を陳謝することが続いている。先月3日の会見では、「私見」とした上で、女性天皇をめぐり「生きているうちに見てみたい」と述べた3月末の会見ででの発言を撤回。「党代表としてハンドリングを誤ったという認識。機会があれば訂正したいと思っていた」として謝罪している。

