れいわ新選組は17日、山本太郎代表の辞任と政界引退表明に伴う党代表選を告示し、3人の候補者が立候補した。
3候補は届け出時のくじ引き順で、山本太郎執行部で幹事長を務める山本譲司衆院議員(63)、前回の代表選にも立候補した前衆院議員の阪口直人氏(63)、東京都三鷹市議の石井礼子氏(46)。3人は国会内で会見に臨んだ。
山本氏は「山本太郎さんがまいた種に肥料をやることで党は大きく花を咲かせたが、正直言って今、党は伸び悩み危機的状況にある」とした上で、ステージ4のがん闘病を乗り越えた経験や服役した経験を踏まえ、「やり直しの経験を生かしてみなさんともう一度、党を立て直したい。山本太郎さんの代わりは務まらないと思うが、この間、党は山本太郎代表に頼りすぎるきらいがあった。反省を込めて、みんなで物事を決めていく政党にしたい」と訴え、多くの党員が意思決定に参加できる体制の構築を主張。党名変更も、党員らにはかり決めていく考えを示した。
昨年12月の代表選に続く立候補となる阪口氏は「出るべきかかなり悩んだが、党の苦境に対し、衆院議員という立場でかかわっていた自分が再建の力になりたいという思いになった」と述べた。キャッチフレーズは「原点回帰」「改革」とし、「今のピンチをチャンスに。逆転の発想でチャンスに変える。山本太郎代表のカリスマ性に依存していたことを変えていかないといけない」と訴えた。「大谷翔平でも二刀流だが、(山本太郎氏は)エースで四番で監督までしていた。監督の部分、マネジメント部分は、より多くの人たちのアイデアを結集し、前に進めていきたい」と述べた。一方で、政策や理念は前体制とは変わらないとした。
リモートで対応した石井氏は、「非常識というご意見もあるかもしれない」としながらも、「れいわ新選組や山本太郎代表のすべてが間違いだったのではない。みんなで意見を出し合い、責任を負担するようにします」と主張。「代表1人に責任がいくのではなく、より一人一人が党代表のような存在になっていくことが必要」と述べた。
7月31日まで党員らの投票が受け付けられ、同日に開票、結果が発表される。新代表は後日、あらためて記者会見する予定だ。

