簗和生(やな・かずお)農相の「予算カット」発言問題をめぐり、2月の衆院選で首長が簗氏を支援しなかった地元自治体のひとつに名のあがった栃木・那須烏山市が8日、市長名義のプレスリリースを公開。市議会の10月臨時会を14日に招集し、簗氏の言動に「強く抗議する決議」を審議することを明らかにした。
川俣純子市長の名義で、14日午前10時から市議会議場で市議会の10月臨時会招集を告知。議会で審議や議決の対象となる付議事件について「簗和生衆議院議員の言動に対し強く抗議する決議について」と記された。
同市は、簗氏が衆院選で自身を支援しなかったことを理由に道路予算を「大幅にカットした」と発言した地元自治体として、那珂川町とともに実名をあげられた。簗氏は発言を撤回し謝罪。国交省に問い合わせをしたことも認めたが、働きかけは「ない」と説明していた。国交省も簗氏からの問い合わせがあったことは認めたが、働きかけや圧力は否定。ただ、実際に2市町の交付金は減額となっている一方、簗氏を応援した首長がいる2市町の交付金については増額されたことも判明している。
那須烏山市はこの問題が騒動化した後の6日にも川俣市長名義の声明を公開。全国から「励ましの言葉」の他、「お叱りの言葉」「質問」の電話などが殺到し、日常業務に支障を来しているとして、自粛を呼びかけていた。

