<1>00年・単勝4050円=優勝馬メジロベイリー
朝日杯3歳Sとして行われた最後の年。舞台は中山。16頭立ての10番人気メジロベイリーは、横山典騎手を背に中団の前を追走し、直線で脚を伸ばした。最後は1番人気タガノテイオーを4分の3馬身差だけ抑え、未勝利勝ち直後にしてG1初制覇。父サンデーサイレンス、半兄メジロブライトという良血馬が花開いた瞬間だった。単勝配当は4050円。馬連8860円。
ただ、ベイリーはその後、長期休養を余儀なくされ、復帰は02年2月。2走した後に現役引退、種牡馬入りとなった。
<2>14年・馬連1万4050円=優勝馬ダノンプラチナ
1番人気のディープインパクト産駒ダノンプラチナが後方から差し切り、デビュー2戦目から3連勝で2歳王者の座に就いた。鞍上は蛯名正義騎手。上がり最速35秒4の脚を繰り出した。
2着は、外を回った勝ち馬とは対照的に、馬群の内を縫うように伸びた14番人気アルマワイオリ。中団馬群で脚をため、直線で勝浦騎手が爆発させた。
1番人気が勝ちながら、馬連は1万4050円の好配当。馬単は2万260円。3着には3番人気クラリティスカイが入り、3連単は13万3570円。
<3>16年・3連複4万2820円=優勝馬サトノアレス
18頭立ての6番人気、四位騎手騎乗のサトノアレスが後方から差し切った。父はディープインパクト、名門・藤沢和厩舎の管理馬。
2着は同じく後方から、上がり最速34秒0の脚を使った7番人気モンドキャンノ。鞍上はバルザローナ騎手。3着は逃げ粘った12番人気ボンセルヴィーソ。
3連複4万2820円、3連単22万1200円は朝日杯FSの式別最高払戻金額となっている。
1番人気に支持された牝馬ミスエルテは4着だった。