4日に韓国のソウル競馬場で3年ぶりに国際招待のコリアCが行われた。4年ぶりに日本馬も招待されて争われたが、韓国馬のウィナーズマン(牡4、チェ・ギホン)が差し切り勝ち。コロナ禍で秋に行われた昨年の韓国ダービーの勝ち馬が、今年に入り破竹の5連勝で外国馬も封じた。

管理する釜山のチェ・ギホン師(57)はソウルで騎乗していた元騎手。同世代には日本でも騎乗したことのある騎手が多い。地方の新潟で韓国騎手招待の日韓チャレンジCが行われていたため。師も騎乗していたはずと思って調べたら、同競走の最後の開催となった97年に参戦していた。

この最後の日韓チャレンジCを勝ったのが現在は川崎の酒井忍騎手(49)。その話をしたところ「新潟で勝ったのは覚えてないですね(笑い)。終わった後みんなで飲みに行きましたけど…。韓国で勝ったのは覚えてますよ」。ソウルでは新潟騎手招待のニイガタジョッキーCが行われていた。94年にエキストラ騎乗で平場を勝ち、95年にも参戦。韓国6戦1勝の酒井騎手は「レベルが上がってるんですか?」などと記者に逆取材。「またこういうのもあればいいですよね」と懐かしんだ。【牛山基康】

コリアC表彰式でカップを掲げるソ・スンウン騎手(手前右)と拍手するチェ・ギホン調教師(同左)(韓国馬事会提供)
コリアC表彰式でカップを掲げるソ・スンウン騎手(手前右)と拍手するチェ・ギホン調教師(同左)(韓国馬事会提供)