土曜中山メインは春の障害王を決める中山グランドジャンプ(J・G1、芝4250メートル、16日)が行われる。

オジュウチョウサン(牡11、和田正)は2年ぶり6度目の中山グランドJ制覇に挑む。今年初戦の阪神スプリングJは3着。最後の直線は早め先頭のエイシンクリックをつかまえ切れず、レオビヨンドにも先着を許したが、1頭だけ他馬より2キロ重い62キロを背負っていた。前哨戦の上位2頭、昨年の覇者メイショウダッサイは不在だ。

1週前追い切りを見届けた和田正師は「だいぶ前走の疲れは取れて、回復してきた」と及第点の評価を与えた。11歳になって全盛期の迫力はないものの、歴史を塗り替え続ける王者の走りは注目される。