単勝194・8倍、最低18番人気のローザノワール(牝6、西園)が2着馬ファインルージュから首+鼻差の4着に大健闘した。

好発を決めたレシステンシアなどがすんなり先手を取りかけたところを、手綱を押してハナを主張。1000メートル58秒0の流れを作って、ゴール直前まで粘りに粘った。今回が初の芝のG1参戦。

最低人気馬の激走に同馬を管理する西園師も「声が出た。絶叫したよ」とレース後も興奮しきり。「持ち時計も詰めたし、絶対に力を付けている。次は北海道の洋芝あたりで。やれてもいいのかな」と6歳牝馬の激走をたたえた。

インパクト大の力走を支えた田中勝春騎手は「やったと思ったけどね。他に速い馬もいたけど、ハナを主張した。マイルでもこうやって自分の形に持ち込めばやれる」と話した。