日曜東京メインはJRA3歳世代初のダート重賞、ユニコーンS(G3、ダート1600メートル、19日)が行われ、コンバスチョン(牡、伊藤圭)が反撃を期す。

初の海外遠征となった前走UAEダービーは11着に大敗。伊藤圭師は「現地でも調子自体は良かったんだけどね。馬混みで砂をかぶる競馬だったし、砂質も特異だったからね。3角の手前で手応えが怪しくなってしまった」と敗因を分析した。今回は2戦2勝の東京ダートに戻り、2走前にインから差し切り勝ちしたヒヤシンスSと同舞台。条件は一気に好転する。

慣れない異国の地での一戦に加え、往復飛行機での長距離輸送を経験したが体調に変化はない。中間も順調に調教をこなしてきた。初コンビを組む田辺騎手が騎乗した美浦ウッドでの1週前追い切りは、ラスト1ハロン11秒0の瞬発力を発揮した。

師は「順調です。反応が良かったですね。東京は走るし走り慣れているからね。競馬も上手で器用さや対応力もある。メンバーはそろうけど頑張ってほしい」と能力全開を願った。【井上力心】