ロイヤルアスコット開催の開幕を告げる初日の1R、古馬のマイルG1「クイーンアンS」は地元英国のバーイード(牡4、W・ハガス、父シーザスターズ)が単勝1・17倍の圧倒的な人気に応えた。鞍上はジム・クロウリーで勝ちタイムは1分37秒76。1馬身4分の3差2着にゴドルフィンのリアルワールドが入った。

先日発表された最新の「ロンジン・ワールド・ベストレースホース・ランキング」で単独1位に立っているバーイード。昨年9月のムーランドロンシャン賞でG1初制覇を果たし、クイーンエリザベス2世S、前走ロッキンジSに続き、これでG1・4連勝となった。デビューから無傷の8連勝となったパートナーを、主戦のクロウリー騎手もほめちぎった。「今日はすごい数の観衆でしたが、彼は落ち着いていました。天国から(昨年亡くなった)ハムダン殿下は笑顔で見守っているでしょう。バーイードはスーパースターです」。

14戦無敗、12年のクイーンアンSを11馬身差で圧勝した怪物フランケルと比べる声も出てきている。テレビ中継で解説を務めたオイシン・マーフィー騎手は「バーイードにとっては調教のようでしたし、ジム(クロウリー)は素晴らしい騎手なので簡単なレースだったと思います。バーイードは次のフランケルになる可能性があります」と絶賛。“怪物フランケルの再来”が期待されるバーイードの次走は「グロリアス・グッドウッド」開催のサセックスS(G1、芝1600メートル、7月27日)が有力で、ここでは日本から遠征予定のバスラットレオン(牡4、矢作)と激突する可能性がある。その後は10ハロン路線の英インターナショナルS(G1、芝2050メートル、8月17日=ヨーク)への参戦も期待される。