JRAのグランブリッジ(新谷)が重賞初参戦でタイトルを手にした。逃げ馬をマークしながら2番手をリズム良く追走。直線では逃げ粘るラブパイローを捉えて抜け出した。3馬身差の完勝で、勝ちタイムは2分16秒3。

テン乗りで勝利に導いた福永騎手は「非常によくしつけられていて賢い馬でした。ペースは速くならないと思っていた。1番の馬(スピーディキック)もいいスタートを切ったけど、あの馬に2番手を取られないよう乗れたのが一番の勝因だと思います。コーナーがきつくて馬は走りにくそうだったけど、直線はかわしてくれるだろうな、と思って3、4角は乗っていました」と笑顔で振り返った。

桜花賞、東京プリンセス賞に続き、史上2頭目の南関東牝馬クラシック3冠制覇を狙ったスピーディキック(浦和・藤原)は惜しくも3着。好位のインで脚をため、直線は外に出して前2頭を追ったが差を詰められなかった。直近3年の19年トーセンガーネット(3着)、20年アクアリーブル(2着)、21年ケラススヴィア(2着)と同じく、JRA勢が3冠達成の前に大きな壁となって立ちふさがった。

馬連(7)(10)は1520円。馬単(7)(10)は3730円。3連複(1)(7)(10)は1880円。3連単(7)(10)(1)は1万1900円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)