3番人気のロードノース(セン6、J&T・ゴスデン、父ドバウィ)はゲートが開いた後、目隠しが外れず、大きく出遅れる悪夢のスタートとなった。懸命に追い上げたが、道中で脚を使った分、直線も伸びを欠き、勝ったステートオブレストから7馬身差の最下位5着でゴールしている。

大外5番枠で最後に目隠しをされた状態でゲートに入ったロードノース。英国競馬統轄機構(BHA)の裁決のレポートによると、鞍上のランフランコ・デットーリ騎手は「目隠しを外そうとしたが、手綱に引っ掛かって外れず、遅れてしまった」と説明している。

レーシングポスト電子版は管理するジョン・ゴスデン師の談話を伝えており、同師は「目隠しが外れませんでした。ロードノースもジョッキー(デットーリ)も今までにこんなことが起きたことはなかったです」と説明している。ドバイターフを連覇し、プリンスオブウェールズSで2年ぶり2度目の勝利を狙ったロードノースだったが、無念の結果となった。