川崎競馬場で6日(水)、第26回スパーキングレディーC(Jpn3、1600メートル)が行われる。この時期恒例の牝馬限定ダートグレード競走。連覇を狙う大井のサルサディオーネ(牝8、堀)に対して、かしわ記念を制したJRAのショウナンナデシコ(牝5、須貝)が再び立ちはだかる。

昨年のサルサディオーネは56キロで6馬身差の圧勝。これを皮切りにスパーキングサマーC、日本テレビ盃と重賞3連勝を飾った。すべて逃げ切り。スタートの速さは増す一方で、その後もハナを切れないケースはほとんどなく、久々の1400メートルが不安視された前走のさきたま杯も逃げて自分の競馬に持ち込んだ。「変わらず順調にきています。今回も逃げるだけです」と堀師。よほど厳しい逃げにならない限り、そう簡単には止まらない。それを前走の勝利で改めて証明した。

昨年と違うのは負担重量と相手だ。Jpn2・2勝、Jpn3・3勝を挙げ、負担重量は上限の58キロまで加増された。初めて同重量で出走した2走前のマリーンCでは2着に逃げ粘り、酷量には一応の対応をみせた。だが、1着のショウナンナデシコとは8馬身差。相手は57キロだったとはいえ、この決定的な差をどう埋めるかだろう。今回はその後にかしわ記念を制したライバルも58キロ。対等な条件で戦う。2頭の再戦ムードになるのか。はたまた軽量の刺客が割り込むのか。熱戦が展開されそうだ。