2番人気のイティネラートル(牝、長谷川、父キズナ)が逃げきり、デビュー2戦目で初勝利を挙げた。

好スタートから鞍上の横山和騎手に促されて先頭へ。マイペースを刻んで直線も後続を寄せ付けず、2着に1馬身半差をつけた。

鞍上は「小柄な馬(404キロ)で前走は1000メートル戦ということもあって包まれる形になりました。他馬を気にするところもあるのか走りづらそうでした。今回は先手をとって後続を待たずにいきました。テンションが高いところが少し心配ですが、この時期に勝てて良かったです」と喜んだ。

長谷川師は「小さい馬なので間隔をとっていきました。それでもマイナス4キロでしたが、400キロ前後とは思えないくらい、いい体の張りをしています。気性も前向きで積極的な競馬もよかったですね。(今後は)他場だと輸送があるので、すずらん賞あたりを考えていきます」と先々を見据えた。