10月2日、中山で今秋最初のG1・スプリンターズS(芝1200メートル)が開催される。

直線力強く伸びてスプリンターズSを制したピクシーナイトと福永騎手(左から4頭目)=2021年、中山競馬場
直線力強く伸びてスプリンターズSを制したピクシーナイトと福永騎手(左から4頭目)=2021年、中山競馬場

■スプリンターズSの見どころ

昨年の覇者ピクシーナイトは故障で出走できないが、今年も有力なスプリンターたちが集結する。中でも注目は、前哨戦のセントウルSで重賞6勝目を飾ったメイケイエール(牝4、武英)だ。真面目すぎる気性ゆえ取りこぼすことも多かったが、近走は陣営の尽力と池添騎手の教育も実って成長著しい。特に前走・セントウルSはレース内容、時計共に申し分ないレースだった。今回は悲願のG1初制覇へ最大のチャンスと言えるだろう。


一流マイラーのシュネルマイスター(牡4、手塚)が、初めてスプリントG1に臨む。NHKマイルCを勝ち、マイルCSでは名牝グランアレグリアから0秒1差の2着。未知の部分も多いが、能力の高さで距離を克服する可能性は十分だ。


サマースプリントシリーズで優勝したナムラクレア(牝3、長谷川)は、初の古馬相手となった函館SSで2馬身半差をつける完勝。前走・北九州記念も、直線で行き場をなくしながら3着だった。阪神で好走歴があり、初の中山も問題ない。


着実に力を付けてきたナランフレグ(牡6、宗像)は、高松宮記念でG1初制覇を果たした。果敢に挑戦した安田記念は9着も、タイム差は0秒4。確実な末脚でスプリントG1春秋連覇を狙う。


橘S→葵Sと連勝したウインマーベル(牡3、深山)は、初めて古馬と対戦したキーンランドCで0秒1差2着。複勝率100%の1200メートルなら大崩れはなさそうだ。


他にも前走・キーンランドCで重賞初制覇を飾ったヴェントヴォーチェ(牡5、牧浦)、春雷S→CBC賞→北九州記念と3戦連続2着のタイセイビジョン(牡5、西村)、セントウルSで2着と復調の兆しを見せたファストフォース(牡6、西村)、CBC賞で1分5秒8という日本レコードをマークしたテイエムスパーダ(牝3、五十嵐)、高松宮記念は0秒1差と惜しい4着だったトゥラヴェスーラ(牡7、高橋康)など、伏兵陣からも目が離せない。


■予想コラム

コンピ分析 注目レースをコンピで読み解く!

30年以上の歴史がある日刊コンピ指数。コンピ大好きなあなたのためにコンピ名人・細井厚志が過去5年のコンピ指数から勝ち馬、当たり馬券に近づくデータを公開します。

ここをクリック>>

過去データ 過去10年の成績と歴代優勝馬

歴代優勝馬と、過去10年のレース回顧と全成績を見ることができます。これまでのレースの特徴は? 昨年も出走した馬はどんなレースをした? タイムや上がりをみて、今年の傾向を予想してみましょう。

ここをクリック>>

動画データ 動画で振り返る出走馬の過去レース

昨年のレースと、出走予定馬の過去のレース動画を見ることができます。各馬のレースパターンや成長度合い、力関係などを見比べて予想の参考にしてください。優勝馬を見つけるのはあなたの相馬眼です!

ここをクリック>>

重賞分析 データの神様

日刊スポーツ本紙でもおなじみの「重賞分析 データの神様」! 騎手、種牡馬、調教師、ステップ、年齢などで分け、これまでのデータを分析。狙うべき馬を導き出します。

ここをクリック>>