史上6頭目の春秋スプリント制覇を狙うナランフレグ(牡6、宗像)は、美浦ウッドで抜群の動きを見せた。

丸田騎手を背に3頭併せ。最後方から2頭を追いかけ、ゆったりとした走りで直線を向いた。最内から馬体を併せると、追われる2頭を尻目に馬なりのまま加速を続け、余裕たっぷりに外の馬に併入、真ん中の馬に先着。6ハロンから時計を出し、84秒6-12秒0を計時した。

宗像師は「実戦を想定して前に2頭置きました。馬なりでしたけど、動きの感じが戻ってきた感じでした」と手応えを口にした。

全6勝のうち右回りでは1勝だが、師は「順調に調整してこられましたので、中山コースでも何とか頑張ってくれると思います」と期待を込める。

春の高松宮記念を接戦の末に制し、悲願のG1初制覇。安田記念9着から約4カ月の休み明けで、短距離界の制圧を目指す。