凱旋門賞で5着だったフランスのグランドグローリー(牝6、G・ビエトリーニ、父オリンピックグローリー)がジャパンC(G1、芝2400メートル、11月27日=東京)に2年連続で参戦することが分かった。凱旋門賞のレース後、管理するビエトリーニ師が「すでにジャパンCへの招待を受けているし、行きます」と発言。フランスギャロの公式ニュースがその談話を伝えている。

同馬は昨年、凱旋門賞当日の牝馬限定G1オペラ賞2着からジャパンCに参戦し、勝ったコントレイルから0秒8差の5着に善戦した。当初はジャパンCがラストランの予定だったが、母国のセールで取引後に現役続行が決定した。今年初戦となった4月のリステッド(ザルカヴァ賞)を制し、5月のG3アレフランス賞も快勝。6月のロイヤルアスコット開催のプリンスオブウェールズSは昨年の日本ダービー馬シャフリヤールに先着を果たした(3着)。ヴェルメイユ賞7着をステップに挑んだ凱旋門賞は後方からしぶとく脚を伸ばし、5着に入っている。

ビエトリーニ師は凱旋門賞のレースぶりについて、「残念ながら結果は出ませんでしたが、彼女はものすごいレースを走りました。2400メートルで高い能力を持っていることを示してくれましたし、ヴェルメイユ賞の凡走を忘れさせてくれました」と評価している。日本馬が苦しんだ欧州のタフな馬場で成績を残す一方、昨年のジャパンCは東京の芝2400メートルを2分25秒台で走り抜いたグランドグローリー。2年連続のジャパンC参戦でどのような走りを見せるのか注目だ。