菅原明騎手騎乗の6番人気イニッツィオ(牡、稲垣)が逃げ切った。父ネロはJRA産駒初勝利となった。勝ち時計は1分17秒8。

好スタートを決めると速い二の脚で先手を奪う。淡々とマイペースでラップを刻み。楽な手応えで直線へ。残り200メートルあたりで鞍上が後ろを振り返るほどの余裕のまま、ノーステッキで2着に2馬身半差をつけた。

菅原明騎手は「二の脚が速くて無理せずに行けました。楽なペースとはいえ強かったですね。まだ緩さがあって芯が入っていないので、これからもっとよくなってくると思います」と期待を込めた。

稲垣師は「うまくスタートを切れたことが勝因。普段の調教から前向きさがあって、自分のペースで運べたと思います。体がまだ緩いので追ってからの反応などはこれからどうなるかですが、スピード能力の高さが分かりました。今後は状態を見てから考えていきます」と振り返った。