1番人気イクイノックス(牡3、木村)がG1初制覇を果たした。鞍上はクリストフ・ルメール騎手(43)で勝ちタイムは1分57秒5。17年覇者の父キタサンブラックとの父子制覇。昨年のエフフォーリアに続き3歳馬が天皇賞・秋を制した。

パンサラッサの前半1000メートル通過57秒4が表示されると、場内は大きくどよめいた。後続を20馬身近く離す大逃げで直線へ。中団を進んでいたイクイノックスは馬場の真ん中に持ち出されると、ゴール寸前でパンサラッサを差し切った。

ルメール騎手は「ありがとうございます。パンサラッサは結構前に行っていたけど、すごくいい脚で伸びてくれました。最後は届け、と。素晴らしい馬です。(パンサラッサの大逃げは)見えてなかった。直線で抜けてから彼を見ました。反応はとても良かったけど、15馬身(くらい)あったから結構心配でした。彼の最初のG1勝利ですけど、最後(のG1勝利)ではないです。改めて(G1を)勝てると思います。無事に帰ってきたら、どこへでもいける。ジャパンCか、有馬記念に出たら大きなチャンスがあると思います。春はアンラッキーだったけど、今日は本当のイクイノックスを見せることができました」と話した。

平地のJRA・G1は昨年末のホープフルSから1番人気が16連敗していたが、イクイノックスが人気に応え、ようやくストップした。

1馬身差2着に7番人気パンサラッサ。3着には4番人気ダノンベルーガが入った。

馬連(3)(7)3330円、馬単(7)(3)4930円、3連複(3)(5)(7)4400円、3連単(7)(3)(5)2万3370円。

(注=成績、払戻金などは、必ず主催者発表のものと照合してください)