12月11日、阪神競馬場で2歳女王を決める阪神JF(G1、芝1600メートル)が開催される。

3連勝で阪神JFを制して2歳女王に輝いたサークルオブライフ=2021年12月12日、阪神競馬場
3連勝で阪神JFを制して2歳女王に輝いたサークルオブライフ=2021年12月12日、阪神競馬場

■阪神JFの見どころ

キャリアの浅い2歳牝馬の一戦だけに、今年も難解なレースとなりそうだ。

注目はアルテミスSの勝ち馬ラヴェル(矢作)。スローペースを上がり最速33秒0の脚で差し切った前走は強烈なインパクトを与えた。父は現3歳の初年度産駒が大活躍したキタサンブラック。半姉はチューリップ賞の勝ち馬でオークス3着、秋華賞2着のナミュールと血統的にも魅力は十分だ。昨年4着に終わった姉の無念を晴らすか。


札幌2歳Sを制したドゥーラ(高橋康)は新馬戦こそ4着に敗れたが、2戦目から内容が良化。13年レッドリヴェール、20年ソダシなど札幌2歳Sの勝ち馬とこのレースは好相性だけに、ここでも目が離せない。


リバティアイランド(中内田)は、新馬戦を上がり31秒4というJRA史上最速タイの末脚で完勝。アルテミスSは包まれるところもあって2着に敗れたが、素質は世代トップクラスで、巻き返し必至だ。


新馬戦→もみじSと連勝中のウンブライル(木村)は、18年マイルCSを勝ったステルヴィオの全妹。抜群のレースセンスが持ち味だ。


新潟2歳Sの覇者キタウイング(小島)は、ダノンバラード産駒として初めてJRA重賞を制した。父譲りの確実な末脚は軽視できない。


ファンタジーSを制したリバーラ(高柳瑞)は、思い切った逃げで10番人気の低評価を覆した。1ハロンの距離延長が鍵となる。


他にも、最速の上がりでファンタジーS2着に追い込んだブトンドール(池添学)、コスモス賞→札幌2歳Sと連続2着のドゥアイズ(庄野)、逃げ切りで連勝中のサンティーテソーロ(栗田)、ききょうSで1分20秒4のレコード勝ちを飾ったアロマデローサ(池添学)など、才能豊かな2歳牝馬が集結する。


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