有馬記念で連覇を狙うエフフォーリア(牡4、鹿戸)の横山武史騎手(23=鈴木伸)が共同会見に登場し、結果を出せなかった春2戦からの逆襲を誓った。

以下、一問一答

-追い切りのチェックポイントは

横山武騎手 毎週乗せていただいているので、その辺の変化と当該週なので改めての反応などの確認かなと思います。

-先週までのコンタクトで感じる変化は

横山武騎手 大きく変わった部分はないですけど、春と比べると手前もしっかり替えられるようになっていますし、すごく大事なことかなと思います。

-手前を替えることは実は大事

横山武騎手 実は、ではないです。とても大事です。

-どのように大事なのか

横山武騎手 強い馬なら未勝利や1勝クラスでも手前を替えなくても、左右に張っていても能力だけで勝ちきれますが、G1なので本当に強い馬たちがそろっているので、ちょっとした部分も大事になってくると思います。

-細かくこだわってきた

横山武騎手 そうですね。

-今の心境は

横山武騎手 春はちょっと残念でした。そんなに走らない馬じゃないので。それは僕が一番知っているので。新馬の前からこの馬は間違いなく走る馬だと信じて疑わなかったですし、本当に去年はそれに応えてくれてたくさんいい思いをさせてもらったので、今年は少し残念ですけど、みんな好き勝手なことを言うと思うんですけど、間違いなくエフフォーリアは強いです。

-騎手自身が一番このレースを待っていた

横山武騎手 そうですね。本当に先生もそうだと思いますけど、この馬の強さを一番知っているのは僕だったり先生だったり、知っているからこそ悔しいですし、春の負け方は。何とかリベンジしたいですね。

-今年はファン投票2位

横山武騎手 本当にとてもお世辞にも今年の成績がいいとは言えない中でこれだけタイトルホルダーに次ぐ2位に推していただいて、それだけファンが多いのだなと感じる馬ですし、そういった馬に乗せていただいている自分自身改めて気が引き締まります。

-逆襲への鍵は

横山武騎手 春を見ても前進気勢が、と言ってきましたけど、まあ今回も前進気勢がすごく出たかと言われれば、春よりは出たんですけど、やっぱりまだ正直去年と比べると足らないです。うーん、ただ生き物ですから。変化するものですから、やっぱりエフフォーリアはそういう馬なんだと受け止めて、その中で自分自身何ができるか、今のエフフォーリアに対してどういうアプローチを競馬でも自分がしていけるか、というところが大事かなと思うので、そこを気を付けつつ競馬できたらいいかなと思います。

-中山は追い風になるか

横山武騎手 彼自身に合わないとは思わないですけど、中山は結果も出ていますし、阪神よりプラスとかそういう表現はしたくないですけど、中山自体はマイナスにはならないと思います。

-去年にもまして豪華メンバー

横山武騎手 去年も本当に強い馬たちがそろっていましたけど、去年もそんなに具合がいいと言える状況ではなかったので、それでも勝ちきれるくらいこの馬は強いので、去年に引き続きハイレベルな馬がそろったと思うので、いつも言いますけど周りどうこうではなく、エフフォーリアの力を信じて、力を出し切れるように頑張ります。

-騎手にとってどんな1年か

横山武騎手 僕にとってはいい1年とは言えなかったですね。現状では。たくさんの有力馬に乗せていただいている中で成績を出せなかったので、反省すべき1年だったと思います。

-だからこそ有馬記念への思いも強い

横山武騎手 僕自身にとって有馬記念だから、というわけではなく、またエフフォーリアと勝ちたいです。