ロンジン・ワールドベストレースホースランキングと同時にIFHA(国際競馬統括機関連盟)から発表された22年「世界のトップ100・G1レース」は米国のBCクラシックが1位に輝いた。当該競走における上位4着までの馬の公式レーティングの平均値で示す「年間レースレーティング」は126・75。2位は英チャンピオンS、3位はフランスの凱旋門賞だった。

日本のG1で最上位はジオグリフとイクイノックスがワンツーを決めた皐月賞で、ドバイワールドカップと並んで全体の15位タイにとどまった。年間レースレーティングは121だった。ジャパンCと天皇賞・秋が17位タイで並び、19位タイに有馬記念、日本ダービー、シャフリヤールの制したドバイシーマクラシックが並んでいる。

15年に現行のランキングが開始され、20年にはジャパンCが日本競馬では史上最高の3位(124・5)、21年は天皇賞・秋が4位(123)の評価を獲得してきた日本のG1だが、昨年(22年)は全体的に高いレースレーティングを得ることができなかった。