14日に電撃引退、種牡馬入りが発表されたエフフォーリア(牡5)が18日、けい養先の社台スタリオンステーション(北海道安平町)に到着した。

先週の京都記念を心房細動で競走中止したとはいえ、数日前まで現役だったこともあって緩みのない迫力のある馬体を誇示。生まれ故郷であるノーザンファームのスタッフも同馬の到着を見物しにくるなど、馬産地は21年年度代表馬の帰郷を歓迎した。

同馬は試験交配や、各種検査をクリアした後に本格的に種牡馬生活をスタートさせる。

同SSの徳武英介氏は「やっぱり、いい馬ですね。バランスの取れた馬体をしていますし、オーラがあります。(母父の)ハーツクライっぽさもありますし、父(エピファネイア)の力強さもある。いいところ取りしたような体つきですね」と話した。

種付け料は300万円。すでに申し込み多数により、現在は新規受付を停止しているという。初年度産駒は早ければ26年夏にデビューを迎える。