3月26日、中京競馬場で春のスプリント王を決める高松宮記念(G1、芝1200メートル)が開催される。

高松宮記念を制したナランフレグ=2022年3月27日、中京競馬場
高松宮記念を制したナランフレグ=2022年3月27日、中京競馬場

■高松宮記念見どころ

確たる主役が不在で大混戦が予想される中、戴冠に最も近いのはナムラクレア(牝4、長谷川)か。桜花賞で3着に好走した後はスプリント路線に専念。函館SSを快勝し、スプリンターズSでも0秒2差の5着に食い込んだ。前哨戦のシルクロードSを上がり最速の末脚で制し、勢いに乗ってG1初制覇に挑む。


メイケイエール(牝5、武英)は、香港スプリント5着からの直行となる。抜群の人気を誇るアイドルホースで、重賞6勝と実力もG1級。4戦3勝と得意の左回りで悲願達成なるか。


ウインマーベル(牡4、深山)は重賞1勝ながら、スプリンターズS2着の実績が光る。前走・シルクロードSは9着も、59キロを背負い外枠で出遅れ。スムーズなら反撃必至だろう。


勢いならアグリ(牡4、安田隆)。1勝クラスから3連勝で挑んだ阪急杯で、持ち時計を大幅に短縮して重賞初制覇。底を見せていないだけに注意が必要だ。


昨年の覇者ナランフレグ(牡7、宗像)は、昨年のスプリンターズSでも3着に好走。ここ2戦が案外も、その末脚は脅威となる。


前哨戦のオーシャンSを完勝したヴェントヴォーチェ(牡6、牧浦)は、初の左回りが鍵。しまいの切れ味は一級品だけに侮れない。


ピクシーナイト(牡5、音無)は香港スプリントの競走中止以来、1年3カ月ぶりの実戦。地力上位だが、実戦勘が最大の課題か。


他にも2年3カ月ぶりのG1制覇を狙うグレナディアガーズ(牡5、中内田)、シルクロードSで頭差2着に粘ったファストフォース(牡7、西村)、昨年の京阪杯を制したトウシンマカオ(牡4、高柳瑞)、阪急杯で2着に食い込んだダディーズビビッド(牡5、千田)など、快足自慢の精鋭が顔をそろえる。


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