トライアルを終えても、大混戦の様相だ。良く言えば粒ぞろい、悪く言えば強烈なインパクトを欠く。実に悩ましい。

1番人気候補は弥生賞馬タスティエーラだ。2戦目の共同通信杯4着は切れで見劣る感があったが、中山ならそこを重く見る必要はない。重要ステップレースでの連続好走は主役となる資格は十分ある。

ベラジオオペラは3連勝でのスプリングS制覇で評価急上昇。新馬戦で3着に下したショウナンバシットが若葉Sを制したことも素質を裏付ける。中山適性も示し一気に争覇圏内に入ってきた。

きさらぎ賞勝ち馬フリームファクシは折り合いが鍵を握る。共同通信杯1、2着馬も若干発馬が気がかりも、能力は侮れない。多士済々。今年はG1未経験組が主力となる。【東京本紙・松田直樹】