電撃スプリントG1、高松宮記念(芝1200メートル、26日=中京)の最終追い切りが22日、東西トレセンで行われた。

昨年の京阪杯を制したトウシンマカオ(牡4、高柳瑞)には関西のホープ、鮫島克駿騎手(26=フリー)が2週連続で美浦に駆けつけ追い切りに騎乗。人馬のG1初制覇を目指す一戦を前に、共同会見に出席した。

◆以下、一問一答

-最終追い切りを終えて

鮫島駿騎手 もともと調教はやればどれだけでも動く馬なのでもちろんいい動きでしたけど、先週と比べてもう1段階上がったかなという感触はあります。

-具体的に

鮫島駿騎手 道中の行きっぷりも自分から前進気勢が出ていますし、手前の替え方もスムーズですし、最後の伸びもあんまり促していないですけどしっかり自分から動いていくような感じで、その辺が先週に比べるといいかなと思います。

-直線は手綱を引っ張るくらいの手応え

鮫島駿騎手 もともと前進気勢が強い馬なので、ずっとなだめながらという調教でした。

-高柳瑞師と話は

鮫島駿騎手 マカオに関してはもともと1週前は美浦で乗せてもらうことが多くて、当該週は僕もリクエストしましたし、先生からも前走よりは状態がいいと聞いていましたし、感触としてもいいなと思いました。

-なぜ当該週も追い切りに乗ったのか

鮫島駿騎手 関東の馬なので普段僕は栗東にいるので馬の様子も毎日見られるわけでもないですし、心配しているわけではないですけど、よりコンタクトをとりたいなと思って先生にも言いました。

-トウシンマカオでG1を取りたいという表れか

鮫島駿騎手 そうですね。もちろん。マカオとG1取りたいという気持ちはあります。

-前走シルクロードS4着を振り返って

鮫島駿騎手 内が有利な馬場状態でレース前からちょっと難しいレースになるなと思っていましたけど、中京1200メートルは高松宮記念と同じ舞台なので無駄なレースにはしたくないなと思いましたし、コーナーリングや折り合いを確認したかったんですけど、着順は悪かったんですけどやりたいことはできました。

-確認したことは生かせそうか

鮫島駿騎手 当然生きると思います。

-相手関係は

鮫島駿騎手 もちろんG1ですし強いメンバーですし、これだけいいメンバーとやれるのは楽しみではありますね。

-ポジションや展開のイメージは

鮫島駿騎手 ポジションに関してはどこを取りたいとかはあんまりないですね。短距離のレースなのでもちろんスタートも大事ですし、道中のリズムというかマカオがスムーズに走れるポジションだったらいいと思います。

-週末は雨予報

鮫島駿騎手 中京自体が馬場状態が変化しやすくて難しい競馬場なので、当日どんな馬場状態になるかは今のところ想像つかないですし、どれだけ雨量があるか見当もつかないですけど、土日は中京で騎乗するので、しっかりと馬場状態を見極めてどこを通ったらいいのかを考えて対策したいと思います。

-自身のG1初制覇も見えてきた

鮫島駿騎手 今回に限らずたくさんチャンスもいただいていますけど、勝たないと評価されない世界だと思っていますしもちろん僕もまだG1を勝っていないのでG1ジョッキーになりたい気持ちも当然ありますけども、個人的にG1ジョッキーになりたいという気持ちよりはマカオと一緒にいいレースができればいいなと思います。

-去年は同世代の騎手がG1を制覇した

鮫島駿騎手 もちろん同じレースに騎乗して、1つ上、下の騎手がG1ジョッキーの仲間入りを果たして僕もなりたい、ともちろん刺激にはなりました。

-ファンへメッセージ

鮫島駿騎手 トウシンマカオは本当に素晴らしい馬ですし、当日マカオと一緒に素晴らしいレースを見せられる様に頑張るので、応援よろしくお願いします。