JRA競馬学校騎手課程第42期生の入学式が4日、千葉県白井市の競馬学校で行われた。応募者総数192人から倍率27・4倍の試験を通過した男子5人、女子2人の計7人が出席した。

出席者は五十嵐ひなさん(15)、石川稜久君(りく=15)、富永龍斗君(16)、西村瑠華さん(15)、林秀真君(16)、広野温輝君(はるき=15)、山田匠悟君(18)。26年3月のデビューを目指して、訓練に励む。

7人の騎手候補生のコメントは以下の通り。

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◆五十嵐ひなさん 向上心を持ち、何事にも積極的に挑戦していきたいです。壁にぶつかった際は初心に戻り、やるべきことを理解し、また向上心を持ち、挑戦し続けることが大事だと思います。努力をし、感謝の気持ちを忘れず、父のようにしっかり成績を収め、周りから信頼される騎手、そしてフェアプレー賞を獲得できるような騎手になりたいです。

◆石川稜久君 親と離れるのは少しさみしいけど、3年間全力で頑張っていきたいです。小学6年の時に新潟競馬場で騎手が競走馬に乗ってゴール板を駆け抜けたことを見て、感動しました。同期の誰よりも努力していろいろなことに挑戦していきたいです。

◆富永龍斗君 不安と夢に1歩踏み出したわくわくと半々です。祖父に連れて行ってもらった乗馬クラブで馬が大好きになりました。また、もともとレーシングカートをやっていて、スピードの出るものに勝負心が高まったので騎手を目指しました。たくさんの人に恩を返すという気持ちと根性で頑張りたいです。

◆西村瑠華さん もともと動物が好きで、父に競馬場に連れて行ってもらい、レースやパドックで騎手がすごいなと思いました。(友人には)「いってらっしゃい」や、「会いに行くけん、待っとってね」という言葉をいただきました。感謝の気持ちを忘れず、馬を大切にしながらしっかり勝てる騎手を目指したいです。

◆林秀真君 夢の1歩を踏み出せるうれしさと、これから自分により厳しく精進して頑張ります。小学2年の時に家族で京都競馬場で京都金杯を観戦し、馬と騎手が一体となって走る姿に憧れて騎手を目指しました。1鞍1鞍を大切にし、いろいろな方から信頼され、勝てる騎手になりたいです。

◆広野温輝君 常に上を目指し、将来トップジョッキーとして活躍できるよう頑張ります。(騎手を目指したのは)小学6年の時に出場したジョッキーベイビーズがきっかけです。1日1日、自分と向き合い、常に上の目標へ頑張っていきたいです。

◆山田匠悟君 わくわくとどきどきの気持ちでいっぱいです。(騎手を目指したのは)初めて京都競馬場で見たエリザベス女王杯がきっかけです。絶対にトップジョッキーになるんだという強い気持ちを持って頑張っていきたいです。池添謙一騎手のような大舞台に強い騎手になりたいです。