新装・京都競馬場の開幕を飾る重賞、マイラーズC(G2、芝1600メートル、23日、1着馬に安田記念優先出走権)で、早めに栗東入りした関東馬シュネルマイスター(牡5、手塚)が久しぶりの重賞制覇を狙う。

「直前に(直接)競馬場に入るよりも、当日輸送の方が落ち着いていけるから」(大村助手)との判断で栗東トレセンへ13日に入厩。順調に調整を行っている。「美浦にいるときと様子は変わりないですね。輸送で体も絞れました。今で490キロ。前走(中山記念4着)は直線で狭いところに入って不利もあったけど、次につながる競馬でした」と同助手の感触はなかなかのものだ。

もともと3歳時にNHKマイルCを制覇し、以降も21年マイルCS、22年安田記念で2着に入った実力馬。所属する手塚厩舎は先週の皐月賞をソールオリエンスで制し、乗りに乗っている。3歳秋の毎日王冠以来の重賞奪取に向け、視界はすこぶる良好だ。