ゴドルフィンの良血馬モージュ(S・ビンスルール、父エクシードアンドエクセル)が1番人気タヒーラ(D・ウェルド、父シユーニ)との激しい追い比べを半馬身差で制した。勝ちタイムは1分37秒92。

鞍上のオイシン・マーフィー騎手は14カ月の騎乗停止処分から今年2月に復帰。日本馬マルシュロレーヌで制した21年のBCディスタフ以来のG1制覇となった。

モージュは昨年のBCマイルなどG1・4勝を挙げるモダンゲームズの半妹という血統。2歳時はG2ダッチェスオブケンブリッジSを勝つなど5戦2勝。今年はドバイで条件戦を2連勝し、ここに臨んでいた。通算成績は8戦5勝となった。2着タヒーラは凱旋門賞2着タルナワの半妹という血統で、昨年9月のG1モイグレアスタッドS以来の今季始動戦。デビュー3戦目で初黒星となった。