今週日曜東京メインはマイル王決定戦、安田記念(G1、芝1600メートル、6月4日)が行われる。マイラーズCを制し、21年NHKマイルC以来のG1制覇を目指すシュネルマイスター(牡5、手塚)の気配は良好だ。管理する手塚貴久調教師(58)は強敵そろうメンバー構成にも、引け目は一切感じていない。以下、一問一答。

-追い切りの感じは

手塚師 いつも通りというか。1週前は外に併せて、当該週は内に併せた。今日の動きは先週に比べて素軽さが増したかなという印象です。とても良かったなと。

-時計も2週続けて出ている

手塚師 もともと調教は動く馬。明け5歳になって、若い頃のような、うなっていく感じはなくなってきましたけど、促されればしっかり伸びきる。落ち着いてきたのかなと。

-前走は初の京都で久々勝利

手塚師 良かったですね。開幕週で馬場が良かったのが最大の要因だなと。直前で1週前に栗東に滞在させたのはここ数戦、体重が絞りきれなかったとか、いろいろあった。輸送してギリギリまで調教したいという意図があった。

-4歳時は惜しい競馬が続いた

手塚師 脚質的に勝っても負けても惜しい。それがこの子の特徴。前走はその中で勝ちきった。最大の評価をしてあげてもいいのかなと。

-勝利からここまでの調整は

手塚師 2週間ほどノーザンファーム天栄の方に放牧へ。帰ってきてからも体調はいいなと。追い切りもしっかり出来た。食欲は相変わらず旺盛。栗東にいた時より若干余裕があるのかなと。天栄から帰ってきた時は思いました。なので長め、長めの調教を心掛けました。

-G1馬10頭。メンバーそろった

手塚師 うちのが飛び抜けて強いとは思っていない。ただ、劣っているとも思っていない。当日天気も怪しいし、枠順とかいろんなところで運があればなと。

-東京は4戦2勝

手塚師 この子の脚質に合っているんじゃないかなと。

-望むべきところは

手塚師 馬場が悪くならなければなと思います。

-鞍上ルメール騎手

手塚師 彼は何度も主戦として乗ってもらってる。シュネルマイスターのいいところも悪いところも全て分かってる。競馬についてはお任せした方がいいのかなと。

-表情をみると充実している

手塚師 状態はいいですよ。

-最後にファンに向けて

手塚師 NHKマイルC以来、なかなかG1で勝ち星を挙げられていませんけど、今回は久々にチャンスだと思っています。いろんな要素がかみ合えば勝ちきることが出来ると思います。皆さん応援お願い致します。

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