記者は北海道滞在期間中の平日は、基本的に朝から晩まで競馬場にいます。調教開始の朝5時半に合わせて取材を開始し、厩舎回りや騎手への取材を終えるのが大体10時ごろ。その後、食事休憩などを挟んで午後は原稿執筆、翌日の準備を行うというのがルーティンとなっています。

週末が近づくとレースの予想もあるので、休みなく仕事に取りかかります。スタンド5階にある記者席で馬場整備などを横目に見ながら、あーでもないこーでもないと考えを巡らせます。

息抜きに外に出ると、たまーに写真のようなシーンを見ることができます。同着、同着、同着、同着…。レース後に円滑に着順表示ができるよう、電光掲示板のテストが毎週欠かさず行われているんです。一定間隔で着差やタイムが切り替わるので、あり得ないような数字なども表示されます。ついつい、写真を撮りたくなる瞬間です。【松田直樹】