トップの背中が見えている。夏の新潟で9勝、現在開催リーディング3位につける津村騎手が初の“夏王”を意識する。首位を並走する戸崎騎手、川田騎手の10勝とはわずか1勝差。津村騎手は「最後まで諦めていませんよ。今まで夏でリーディングを争えたことがなかったので」と、記念品の米俵を担ぐ姿を想像する。

高い志を持って臨んだ夏だった。開催前に自らへノルマを課した。昨年超え-。22年は38勝。「新潟のうちに超えたいな、と」。先週までに39勝を挙げ、課題をクリアした。数年前から、蛯名正師が現役時代に師事したトレーナーの下で体幹強化などのトレーニングを導入。「体が若くなることはないけど、今が一番動けている。それがレースでの一瞬の判断につながっているのかも」。体も、頭も動く。キャリアハイの52勝(18年)を更新するペースを維持する20年目。今が自己最高の自覚がある。

土日12鞍。戸崎16鞍、川田11鞍と比較しても、勝ち鞍を積むチャンスも互角に近い。日曜12Rのイルルージュは「前走は結構競られた。ここは勝ちたいです」。有力馬たちと臨むアツい戦いは最後の最後まで続く。