藤田菜七子騎手(26=根本)がJRA9勝目を挙げた。6番人気ムーム(牝、杉山佳)で逃げ切り、9月3日新潟12R以来の白星。勝ち時計は1分13秒2。

五分のスタートから先手を主張。マイペースで運び、2番手に3馬身ほど差をつけて直線へ。最後は1番人気シリウスに詰められるも、3/4馬身差しのいだ。

デビュー戦の前走は芝1200メートル戦で13着。ダート替わり、初のブリンカー着用で一変した。

鞍上は「スタートもしっかり出てくれましたし、ブリンカーもつけていたので出していきたいと思っていました。ブリンカーが効いて最後まで走りきってくれました」と汗をぬぐった。

来週24日にはスペイン・マドリードのサルスエラ競馬場で行われる女性騎手招待競走「セカンド・インターナショナル・チャンピオンシップ・フォー・ジョッキーズ」に参加予定。遠征へ向け、弾みのつく勝利となった。