菊花賞トライアル、神戸新聞杯(G2、芝2400メートル、24日=阪神、3着まで優先出走権)の最終追い切りが20日、東西トレセンで行われた。「追い斬り激論」では、マイクこと藤本真育記者が、栗東滞在中のシーズンリッチ(牡、久保田)を推奨。ことは(下村琴葉)記者は、坂路1番時計をマークしたマイネルラウレア(牡、宮)を推した。

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マイク 今年の紙面印の馬連回収率を調べたんだけど、僕が78・2%で、ことは記者が69・0%やわ。

ことは 自慢ですか?

マイク いやいや(汗)、2人とも秋は数値を上げよう!

ことは はい…神戸新聞杯は当てないと!

マイク 全休日明けの水曜は、栗東で7頭が追い切ったけど、どう感じた?

ことは マイネルラウレアがよく見えました! 坂路で4ハロン50秒6-12秒2の好時計。ラストもいい脚を使っていて、宮師も「いい感じだった。体は変わってないけど、太いということはない。仕上がっている」と好感触でした。

マイク 2000メートルで全2勝を挙げている馬だけど、前走の京都新聞杯(芝2200メートル)から1ハロンの距離延長は問題ない? 

ことは もちろんです。半兄のマイネルウィルトスは2500メートルのアルゼンチン共和国杯と目黒記念で2着に入ってますし、血統的な裏付けがあります。春は順調さを欠いて、使いたいレースを使えなかったようですし、状態のいい今回は見直せます。

マイク なるほど。僕はシーズンリッチかな。

ことは 関東馬ですが、15日から栗東に滞在してますね。

マイク 最終追いは角田河騎手を背にCウッド6ハロン82秒7-11秒5。しまいの伸びが良かったし、反応も良く、ギアチェンジもスムーズ。鞍上も「トモが入ってきて、バランスが良くなってきました。動きも良かったですし、ゴール板を過ぎてからもサーッと伸びていました」と春からの成長を感じていた。

ことは なんといっても重賞勝ち馬ですもんね!

マイク 3月の毎日杯に勝っている。当時の距離は1800メートルやけど、コースは今回と同じ阪神外回り。その時の2着馬は、新潟記念で古馬に勝ったノッキングポイントやからね。ダービーは7着に負けたけど、勝ち馬とは0秒4差と小差。角田河騎手は「以前よりさらに乗りやすくなっています」と言ってて、距離の心配が全くない。人気もそこそこになりそうだし、超おいしいと思うよ。

ことは 私たちが推した2頭のワンツーなら、馬連回収率もグーンとアップしますね。

マイク 印は枠順発表後に決めるけど、この2頭の馬連は押さえとこう。