凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月1日=パリロンシャン)の「第1回登録取消」が25日、フランスの現地時間11時半に締め切られた。今年の凱旋門賞は5月に日本調教馬3頭を含む74頭が登録を行っていたが、現時点で15頭に絞られた。

日本からはただ1頭、スルーセブンシーズ(牝5、尾関)が名前を残している。

他に登録を行っているのは、シスファハン、ハヤザーク、オネスト、シムカミル、ベイブリッジ、ウエストオーバー、フクム、プラスデュキャルゼル、エミリーディッキンソン、フリーウインド、スプリーウェル、ミスターハリウッド、フィードザフレーム、エースインパクト。

凱旋門賞は5月の初回登録で高額の登録料を払い、出走を断念する馬がレース週に登録を取り消していくシステムになっている。今後は26日に「第2回登録取消」が締め切られ、27日に追加登録と出馬登録、「出馬登録前の取消」が行われる。

第1回登録取消でエイダン・オブライエン厩舎はディープインパクト産駒の英愛ダービー馬オーギュストロダンやエクリプスSなどG1・4連勝のパディントン、古馬のルクセンブルクの名前が消えており、ハーツクライ産駒コンティニュアスの追加登録(追加登録料は12万ユーロ)を予定している(同厩舎のエミリーディッキンソンはカドラン賞に向かう予定)。

また、英国のゴスデン厩舎からはコロネーションC覇者エミリーアップジョンの名前が消えたため、年内での現役引退を表明しているランフランコ・デットーリ騎手は既報どおり、フリーウインドとのコンビで最後の凱旋門賞に挑むことが濃厚となってきた。