単勝1・1倍の断然1番人気に推されたリバティアイランド(中内田)が史上7頭目の牝馬3冠制覇を達成した。好位から運んで4コーナー手前で外に持ち出し、直線を向くころには先頭へ。そのまま強い競馬で押し切った。この日が38歳の誕生日だった川田将雅騎手に導かれ、G1・4連勝とした。勝ち時計は2分1秒1。2着はマスクトディーヴァ(辻野)、3着はハーパー(友道)が入った。

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3冠を達成した川田騎手は「心から感動してます」と胸をなでおろした。「とてもいい内容で走っていたと思います」と相棒をたたえ、インタビューの最後には涙を浮かべた。

デビュー20年目の名手がキャリアのすべてを注ぎ込んだ。「ずっと手綱をとりながら、これほどの成績を残しながら、歩んでいくのは初めて。だからこそ、僕がこれまで経験してきたもの、培ってきたものを、ここですべてリバティに対して生かしたいです」。その宣言通り、繊細かつ豪快な手綱さばきで「圧倒的なポテンシャルの高さ」を引き出した。これで自身はJRAの3歳G1・7鞍もコンプリート。武豊、福永、ルメールに続く史上4人目の快挙となった。

開業10年目の中内田充正調教師(44)も新たな金字塔を打ち立てた。オークスを圧勝すると、すぐに秋華賞への直行を選択。休み明けの仕上げには定評があり、その手腕を今回も存分に発揮した。「日々勉強させてもらっています。それを次の馬に生かせるようにチームで取り組んでいます」。四半世紀以上のつき合いがある川田騎手との黄金コンビで重責を果たした。

牝馬3冠は86年メジロラモーヌ、03年スティルインラブ、10年アパパネ、12年ジェンティルドンナ、18年アーモンドアイ、20年デアリングタクトに続く3年ぶり7頭目の達成となった。今後は古馬や牡馬との対決も期待される。

馬連(6)(7)560円、馬単(6)(7)700円、3連複(2)(6)(7)1210円、3連単(6)(7)(2)3240円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)