JRAの定例会見が16日、東京・新橋のJRA本部で行われた。24年の開催日割が発表され、中央競馬は中山、京都競馬場で東西金杯の組まれた1月6日(土)~8日(月・祝)の3日間開催でスタートする。

一般質問では、先日オーストラリアで競馬関係者に対して人権問題、ハラスメントに関するリポートが出たことに関連して、ジャニーズ事務所の創業者である故・ジャニー喜多川氏の性加害問題についての質問も出た。

JRAでは同事務所所属のタレントである98、99年に木村拓哉、01年に草なぎ剛(当時所属)と香取慎吾(当時所属)、05、06年に中居正広(当時所属)が年間プロモーションキャラクターを務め、TOKIOがJRA60周年記念キャンペーンの「LOVE,HOLIDAY.」に楽曲を提供するなど、多くのタレントを起用していた。

清水靖博プロモーション担当理事は「このたびジャニーズ事務所における性加害問題につきましてはJRAといたしましても、人権尊重、ハラスメント及びコンプライアンスの観点からも許容しがたいものであると考えている次第です。現在、JRAにおきまして同事務所のタレントを起用したプロモーションは実施していないところでございます。JRAの各プロモーションにつきましては、基本的に一般競争入札によりまして、参加広告代理店から提案のあった内容について、最も効果的であると考えられるものを選定しているところでございます。今後、同事務所の所属のタレントを起用する提案があれば、その時点におきましてのさまざまな問題解決に向けた取り組みの推移を見極めつつ、JRAのブランドのイメージ向上に資するのか、またお客さまに喜んでいただけるのか、ということを総合的に判断した上で、決定していきたいと考えています」と話した。

※なぎは弓ヘンに前の旧字体その下に刀