単勝110円の断然人気、ハーツクライ産駒のルージュスエルテ(牝、国枝)が未勝利戦から連勝を飾った。主導権を奪い、直線はノーステッキで2着に5馬身差をつける圧勝だった。勝ち時計は1分24秒1。

横山和生騎手は「先に向けての課題は残りましたが、今日に限っては順当じゃないでしょうか」と話した。

スタート後は追わずともすんなりハナへ。道中から直線までなだめつつの競馬だったが、2着以下との差は歴然だった。

半兄に21年京都新聞杯を制し、菊花賞では1番人気にも推されたレッドジェネシスを持つ血統。国枝栄師は「良かったですね。賞金も加算できましたし。今後はクラブと相談して」と、阪神JF(G1、芝1600メートル、12月10日)を視野に入れていく方針だ。