右足負傷で戦列を離れている武豊騎手(54)が8日、栗東トレセンで調教騎乗を再開した。

武幸厩舎の重賞勝ち馬セキフウにまたがり「久しぶり。長かったですね。まだ違和感はあるけど、これから乗っていこうかなと。思ったより長引きましたね。(患部が)硬くなって膝が曲がらなかったので」と説明した。

速ければ来週末からレースへ復帰する。「来週の競馬は水曜に決めようかと。乗りたいけどね。でも、万全でなければ乗らない方がいいので」と見通しを示した。

10月29日の東京5Rのレース後に騎乗馬に右太ももを蹴られ、天皇賞・秋のドウデュースなど3鞍で乗り替わりとなっていた。筋挫傷と診断され、当初の見通しより回復が長引き、今週までの5週間にわたってリハビリに努めてきた。