NTRA(全米サラブレッド競馬協会)は6日、年度表彰「エクリプス賞」の各部門最終候補を発表した。各部門のファイナリスト3頭(3名)が明かされており、ディープインパクト産駒でBCターフを制したアイルランド調教馬オーギュストロダン(牡4、A・オブライエン)は最優秀3歳牡馬、最優秀芝牡馬の2部門で名前を残している。年度代表馬争いはBCダートマイルを連覇し、最優秀古馬と最優秀スプリンターの2部門で最終候補になっているコディーズウィッシュが有力視されている。

今年のエクリプス賞最終候補に日本調教馬、日本人の競馬関係者の名前はないが、過去には19年にカナダで活躍する木村和士騎手が最優秀見習い騎手部門、21年にBCフィリー&メアターフを制したラヴズオンリーユーが最優秀芝牝馬部門でエクリプス賞に輝いている。また、22年の授賞式ではラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌの2頭がNTRAから「(21年の)最も印象的な出来事」として表彰されている。