2023年度のJRA賞が9日、JRAから発表された。

ソングライン(牝6)は最優秀4歳以上牝馬、最優秀マイラーの“2冠”となった。ハイライトは上半期。ヴィクトリアMでG1・2勝目を挙げると、次戦の安田記念では連覇を達成。中2週でのG1連戦でもパフォーマンスを上げ、2年連続で牡馬勢をも一蹴した。秋は毎日王冠2着後にBCマイル(5着)へ挑戦し、現地でも1番人気に支持されていた。同レースをもって引退し、北海道のノーザンファームへと里帰り。今後は繁殖牝馬としての馬生が待つ。

現役時代に管理した林師は「このたびはこのような賞をいただき、大変光栄に思います。支えていただいた関係各位、応援してしてくださったファンの皆さまには改めて心より御礼申し上げます。ソングライン号はかわいくて、優しい一方で、レースにいけば集中力と闘争心を見せてくれる、すばらしい競走馬でした。そういった勇姿をこれらの賞を通じて、ファンの皆さまにとって、記憶に残る馬としていつまでも覚えていていただければ、こんなにうれしいことはありません」と感謝の思いを口にした。

※年齢は明け年齢