今朝の美浦はこの冬一番の寒さだったかもしれません。木曜の朝ですが、3日間開催の翌週なので、週末や来週の競馬に向けて追い切りを行う馬が多かったです。

今朝は海外から来日中の知り合いの調教師が美浦トレセンにやって来ていて(旧知の調教師と面会するため)、いろいろと話す時間がありました。「栗東トレセンには何度も行っていますが、美浦トレセンに来るのは初めてです。自分の国では天候が悪い時はまず、調教する馬場が満足に使えるのかどうかの心配をしなければいけませんが、日本のトレセンはきれいに整備されていて、さまざまな種類のコースがあって、その点が素晴らしいですね」とおっしゃっていました。

ウッドチップコースでは今週来週の競馬だけではなく、来月の競馬を予定している馬たちも時計を出しました。ノースブリッジはカタール遠征(カタールG1のロンジン・アミール・トロフィー)、セットアップはサウジ遠征(サウジダービー)を予定しています。奥村武師も鹿戸師も管理馬が招待馬に選出されることを願っていました。

スタンド前で記者に囲まれていたのは人気者の丸田騎手。3日間開催は9鞍に騎乗し、2勝を挙げました。月曜の中山競馬場、「100勝ペースだね」と声をかけると、すぐに「(1年間は)約52週だから104勝ペースですよ」と元気な言葉が返ってきました。頭の回転が速く、研究熱心なジョッキーです。今朝は「2勝できてうれしいです。どちらも逃げ切りでした。僕の場合、逃げ切りで勝つことはあまり多くないから」と。

午後3時、今週末の中山、京都、小倉の出走馬が確定しました。今年の京成杯は15頭立て。2頭の「2戦2勝」アーバンシックとジュンゴールドが人気を集めそうですが、底を見せていない馬たちばかりで、今年も激戦になりそうです。日経新春杯は14頭立て。こちらは菊花賞組が4頭参戦し、年長馬たちを相手に結果を出したいところでしょう。今週から始まる冬コク(冬の小倉開催)は土曜に愛知杯、そして、毎週、熱いジャンプレース(障害競走)が組まれています。一生懸命、予想したいと思います。【木南友輔】