優駿スタリオンステーション(北海道新冠町)で7日、種牡馬展示会が行われた。

新種牡馬のウエストオーバー、ヴェラアズール、オナーコード、ジュンライトボルトをはじめ、30頭がお披露目された。

1番手には22年チャンピオンズC勝ち馬のジュンライトボルト(牡7)が登場した。同馬は2歳時に朝日杯FS6着に好走するなど、早期から芝で活躍をしていた馬。5歳7月にダートへ転向し、砂初戦のジュライSこそ落鉄の影響で2着に敗れたが、その後は3連勝でG1馬の仲間入りを果たした。

優駿SSの関係者は「母系が3代母がエアグルーヴという名血で、キングカメハメハ×エアグルーヴの牝系からは成功種牡馬のドゥラメンテ、ルーラーシップが出ており、本馬の種牡馬としての可能性を力強くサポートしています」と種牡馬としての成功を願った。

現役時に同馬を管理した友道師も応援メッセージを送った。

「私の厩舎に初めてダートの重賞、G1の勝利をもらたしてくれました、本当に思い出深い1頭です。早くから芝の適性を見せ、芝でオープンまで上り詰めましたが、フォームを見ていましてダート適性があるのではないかと思っていました。我々が思っていた以上にダート適性がありました。そして、血統表を見ると、3代母にエアグルーヴがいます。繁殖牝馬として2頭のG1馬を輩出しています。近親には種牡馬として活躍しているドゥラメンテ、ルーラーシップがいるように、血統背景がすばらしいのも、種牡馬としての魅力のひとつだと思います」。

同馬の種付け料は80万円。