紅一点、キタサンブラック産駒の2番人気クリスマスパレード(牝、加藤士)が4角先頭から抜け出し、デビューから2連勝を飾った。勝ちタイムは2分14秒3。

スムーズに2番手につけ、4角手前からロングスパート。先頭を奪うと、外から迫る2着のマイネルフランツを1馬身差振り切った。

石川裕紀人騎手は「新馬戦ではフワフワしていましたが、今日はまたがってからゲート裏まで競馬が分かっている感じで、適度に緊張感がありました。ゲートもスムーズだったのでポジションを取って強気に乗りました。馬の具合は新馬戦よりかなり良くなっていました。前半スムーズだったので(勝負どころで)強気に動かして、2着馬に迫られたけどかわされる感じはありませんでした。力が違うなという内容。重賞でも楽しみです」と称賛。

期待通りの走りを加藤士津八師もたたえた。「(先々のため)勝ってほしいと思っていたので、応えてくれて良かったです。ここを勝たないとオークスも見えてきませんからね。馬は良くなっていて、ジョッキーもさらに距離が延びていいと。相談して決めていきたいと思います」。

今後はオークスを大目標にローテーションが検討される見通し。