今週で定年による引退を迎える高橋裕調教師(70)が、中山1Rをペイシャニット(牝)で早速制した。

単勝1・2倍の断然の支持に応える勝利に安堵(あんど)の表情を浮かべた。好位から難なく抜け出し、2着に1馬身4分の1差をつけて快勝。同レースに出走した管理馬クーペリー(牝)は11着だった。

師は「勝たないといけなかったので勝ってホッとした。ゲートもうまく出てあのくらいやれる馬。次の厩舎でも頑張ってくれるんじゃないかな。難しいところがある馬なのでうまくやってもらえれば」と同馬のさらなる飛躍を望んだ。

土曜は中山10Rにタイセイスラッガー(牡6)が出走。日曜は計6頭がスタンバイする。「(この後も)頑張ります」とさらなる勝ち鞍量産に意欲を示した。