ドバイターフ(G1、芝1800メートル、30日=メイダン)に参戦するドウデュース(牡5、友道)が20日、栗東坂路で国内最終追い切りを行った。

嵐のような風雨に見舞われた午前5時27分に単走で登坂。この馬らしいシャープな脚取りで、4ハロン53秒0-12秒0をマークした。友道師は「無理をしなかったが、追うごとに前向きさが出ている。体もフィットしていい感じで出せそう」と満足げだった。

昨年の有馬記念を制してG1・3勝目。13年のオルフェーヴル以来10年ぶりに、ダービー馬として年末のグランプリを制した。「昨年は京都記念を勝って(ドバイへ)行ったけど、今年は有馬記念を勝っていく」とさらに箔(はく)を付けて中東へ向かう。その昨年はドバイまで行ったものの、直前の左前肢ハ行で出走がかなわなかった。そのリベンジも果たす。