プラダリア(牡5、池添)は、栗東坂路で最終追い切りを行った。手応えに余裕を残したまま4ハロン53秒2-12秒4。キビキビとした動きを見せた。

池添師は「馬場が重たいと感じていましたし、時計は気にせず、バランスを崩さないように追い切りました。追い切りの動き自体は前走と変わりないですが、キャンターの動きを見ると前走以上かなと思います」と上積みを見込んでいた。

これまでG1には4回挑戦して、最高は22年ダービーの5着。壁にはね返されている形だが、前走の京都記念1着で3つ目の重賞タイトルをつかむなど、着実に力をつけてきた。今度こそ、念願のG1初制覇となるか。

池添師は「今は自らポジションを取って競馬ができるようになっていますし、チャンスはあると思います。G1の舞台で勝ってもらいたいですし、兄第でG1を勝つという夢をかなえたいです」と兄・謙一騎手との戴冠を切望していた。