3冠牝馬リバティアイランド(牝4、中内田)は3着に敗れた。中団の後ろで脚をため、直線は鋭く末脚を伸ばしたが、上位2頭に及ばなかった。海外初挑戦でのG1制覇は世界の厚い壁に阻まれた。

中内田師は「馬の具合はすごい良かったですし、レースも流れてくれて良いところかと思っていましたが、このタフな馬場の影響なのか、日本で見せていた切れ味が見られませんでした。ここまで応援してくださった皆さんやサポートしてくださった皆さんに結果を出して応えたかったのですが、申し訳ない気持ちです。また改めてリバティアイランドのいい走りを皆さんに見ていただきたいと思います」と語った。

勝ったのは地元UAEのレベルスロマンス(せん6、C・アップルビー)で直線で早めに先頭に立ち、押し切った。

2年前の覇者シャフリヤール(牡6、藤原英)が好位から2着に食い込んだ。藤原英師は「最高の競馬でした。馬が成長しているように感じました」とたたえた。

ジャスティンパレス(牡5、杉山晴)は4着、落馬したルメール騎手からデットーリ騎手に乗り替わったスターズオンアース(牝5、高柳瑞)は8着。ディープインパクト産駒のオーギュストロダン(牡4、A・オブライエン)はまさかの最下位12着に沈んだ。