凱旋門賞を史上最多8勝しているフランスの名伯楽、アンドレ・ファーブル調教師(78)が管理馬の今後の動向について語った。4日、「アットザレーシズ」電子版が伝えている。

ロートシルト賞で連覇を果たしたマルキーズドセヴィニエ(牝5、父シユーニ)はレース後にオーナーがジャンロマネ賞(G1、芝2000メートル、18日=ドーヴィル)をステップレースに、凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月6日=パリロンシャン)を最大目標とすることを明言。ファーブル師も「ドーヴィルで一戦して、凱旋門賞に直行します。彼女はロンシャン競馬場のことをよく知っています。どんなに馬場が緩くなっても問題ない。シユーニ産駒だけど、牝系は距離もこなします(半兄ミアンドルがパリ大賞など芝2400メートルでG1を4勝)」と語っている。

また、仏ダービー3着からパリ大賞を制したソシエ(牡3、父シーザスターズ)については「彼は非常に調子がいいです。(凱旋門賞へ向けた)伝統的なステップレースであるニエル賞(G2、芝2400メートル、9月15日=パリロンシャン)に向かいます」と、こちらも凱旋門賞へ向けて期待を寄せた。

昨秋にバイエルン大賞、香港ヴァーズでG1を連勝したジュンコ(セン5、父アンテロ)についても言及。同馬は今年3月にシャンティイの条件戦(2着)を走った後、ドバイシーマCで7着に敗れ、フランス帰国後にG2シャンティイ大賞で重賞5勝目を挙げている。セン馬のために凱旋門賞の出走資格はない。「ジュンコはシャンティイ大賞で(キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを勝った)ゴリアット(4着)に先着しました。アスコットの猛烈なペースがはまったとはいえ、ゴリアットはいい馬です」とキングジョージを勝ったライバルの名前を挙げた上で、「ジュンコは年末まで出走しないでしょう。ジャパンC(G1、芝2400メートル、11月24日=東京)か、香港カップを考えています」とコメント。日本遠征の可能性をほのめかしている。