菊花賞トライアル、セントライト記念(G2、芝2200メートル、16日=中山、3着までに優先出走権)の追い切りが12日、東西トレセンで行われた。今回の「追い斬り激論」は大阪の奥田隼人記者と東京の舟元祐二記者の「94年組」が担当。奥田はエコロヴァルツ(牡3、牧浦)、舟元はアーバンシック(牡3、武井)とダービー出走組を推奨した。

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奥田 94年(平6)生まれ同士。野球ドジャースの大谷世代の僕たちが激論対決。

舟元 大谷選手は日本時間12日のカブス戦で「47-48」を決めた。前人未到の「50-50」が目前だね。

奥田 同世代のスポーツ選手の活躍に負けないように僕らも予想、取材で頑張ろう。

舟元 栗東はどう。

奥田 ダービー8着のエコロヴァルツを推す。最終追いは坂路で岩田康騎手がまたがって、4ハロン55秒6-12秒2を馬なりでマーク。1週前にCウッドを併せ馬で6ハロン81秒6-11秒2。古馬オープンのタイセイブレイズを大きく追走して1馬身先着と大きく負荷をかけられているので、当週はサラッとで大丈夫だよ。牧浦師は「折り合い重視で力ませることなく。テンションを上げずに、ゆったり上がって来られた」と予定通り。

舟元 折り合いに課題を残す馬だよね。

奥田 実際に折り合いを欠いたのは共同通信杯だけ。調教から我慢させることを覚えさせて「今は普通に競馬ができている」と師。前走のダービーも大外の枠がきつくて逃げたけど、そこまで大きくは負けていない。

舟元 美浦からはダービー11着のアーバンシック。巻き返すよ。最終追いは石神深騎手(レースはルメール騎手)を背に美浦ウッド6ハロン83秒4-11秒2。馬場入りは多少ごねたけど入ってからは4馬身半先の中チートメジャー(2歳未勝利)、8馬身先の外ザロック(3歳1勝クラス)に2~3角で一気に差を詰めて最後は前者に半馬身、後者に2馬身先着。最後の伸びは圧倒的だったよ。障害競走の名手が「ストライドが大きくて、すごくいい馬。抜け出してからもハミが抜けることなく走っていた。冗談ですけど、こっち(ジャンプ)の世界に来てほしい」と好感触だった。

奥田 やっぱり馬場入りはごねたんだ。精神面の成長はそこまでか。

舟元 ごねたのは10秒ほど。許容範囲だよ。走り出してから集中力は続いていたし、長くいい脚には磨きがかかっていた。スタミナも十分にある馬だし、中山も良績があるからね。武井師は「夏を越して多少大人になったし、G1を2回戦って物おじはしなかった。厩舎としても馬としても自信になった」と進境を感じているよ。

奥田 前人未到の「50-50」。僕たち競馬記者なら何かな。

舟元 的中率50%、回収率50%だね。

奥田 しょぼ! 声高に言うことやないな、それ。的中100%、回収率200%を目指すで。